獣医師の仕事
獣医師というのは動物病院で犬猫の診察をするというのが一般的には一番イメージしやすいと思われますが、実はこれは獣医師の仕事のほんの一部でしかありません。
もともと、牛・馬・豚などの産業動物の診療をするために獣医師という資格ができました。
昔は馬が人々の大切な移動手段でしたし、また昔も今も安全な食を確保するために多くの獣医師が大動物の診療を行っています。
私たちがいつも安全で美味しくお肉をいただけるのは、それに携わる獣医師や農家さんたちの努力の結果なのです。
また外国から恐ろしい伝染病が日本に入ってこないように検疫の仕事をしている獣医師もたくさんいます。狂犬病が日本では何十年も発生していませんが、そんな国は地球上稀なんですよ。
さらに私たちの生活になくてはならない薬の開発をしている獣医師も多く存在します。医師や薬剤師、生物科学系の研究者たちと協力して、安全で効果の高い薬を作り出しているのです。
また、国や自治体の公務員獣医師として、人々の健康と公衆衛生のために日々努力している獣医師もいます。
私の大学の同級生は1学年30人程でしたが、みな獣医師として日本中で活躍しています。地球規模で仕事をする者もいれば、多くの人々の役に立つ仕事をする者など、スケールの大きな活躍をしており私は皆を誇りに思っています。
私も負けないように、当院に来ていただいているワンちゃんネコちゃんご家族の方々の幸せな生活のためのお手伝いを精一杯していきます。
動物医療センター とよた犬と猫の病院
院長
北原 康大