マダニ寄生
3月の上旬でしたが、既にマダニが寄生している子が来院しました。
まだ吸血前で非常に小さかったですが、吸血後はとてつもなく大きくなります。
「急にしこりができた!」と来院される患者さんも多いです。
マダニは皮膚のトラブルを起こすだけでなく、バベシアという原虫感染症や、ウイルス感染症(重症熱性血小板減少症候群・SFTS)を引き起こします。厚生労働省も注意を促している寄生虫です。動物だけでなく人にも被害を及ぼしますので、まずは動物たちに寄生させないことから始めましょう。
当院では、おやつタイプ、錠剤タイプ、背中に垂らすタイプ、を用意しています。いずれも、マダニだけでなくノミにも有効です。
20年前は私もよく、実家で飼っていた愛犬についたマダニを取っていました。田舎で外飼い、散歩でもガンガン草むらに入っていくのでマダニがつきやすかったのだと思います。
当時、動物病院でマダニの予防薬を処方してもらうという発想が無かった自分が怖いです。。
動物医療センター とよた犬と猫の病院
院長
北原 康大