猫ちゃんは紐が大好き
新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
診療が忙しく、なかなかブログが更新できずにいました…。
年末年始の2週間で、異物誤飲のため緊急で内視鏡処置を行った子が4頭いらっしゃいました。
猫ちゃんが多く、やはり紐を飲み込んでしまいます。
直後であれば、吐かせるか内視鏡で胃から取り出せば良いのですが、4頭どの子も来院時には胃から小腸に閉塞しており、すでに嘔吐や食欲不振などの症状が出ている子たちでした。
上の写真は内視鏡で胃の出口に引っかかったおもちゃの先端
その先に紐があり小腸に流れてアコーディオン状になっているため、このままでは引っ張らずに開腹です。
無事に摘出できました。
この子以外にも、退院した子達が続々と抜糸にいらっしゃっていますが、皆経過良好でほっと一安心です。
この子は別のケースですが、糸で遊んでいるうちに糸の先の縫針も飲み込んでしまった猫ちゃん
口腔内に針の先端が見えていましたので、鎮静処置をして鉗子にて摘出しています。
とにかく、猫ちゃんは糸や紐で遊ぶのが大好きです。
私の家の猫(とらぞう・16歳)も、まだまだ元気なので、1人で紐で遊ばないように必ずしまっておきます。
とらぞうの写真も載せておきます。
動物医療センター とよた犬と猫の病院
院長 北原康大