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股関節の疾患

春という季節は動物病院には多くの患者様が来院されます。

狂犬病・フィラリア ・ノミダニなどの各種予防が本格的に始まるシーズンだからです。

当院でも多くの患者様が来院されており、特に土日は大変混み合っています。

待ち時間が長いと飼い主様や動物達に大きなストレスになってしまいます。なるべく待ち時間が短くなるよう、スタッフ一同で様々な努力をしています!!

さて、股関節の怪我や病気で手術をすることがあります。

この1ヶ月で2頭のワンちゃんの股関節手術があったので、今回はその話題です。

1頭は、股関節脱臼

1頭は、レッグペルテス

と言う診断でした。

股関節脱臼は骨盤から大腿骨が外れた状態で、何らかの強い衝撃等が原因であることが多いです。急性発症なので、患肢の筋肉萎縮はありません。

レッグペルテスは大腿骨頭という部分の血流が乏しくなり、骨が壊死してしまう病気です。若い小型犬に多く発症します。

慢性経過ですから、患肢の筋肉が萎縮し、足が細くなっています。

2頭とも、大腿骨頭骨頚切除(FHO)と言う手術を行いました。大腿骨の股関節部分の骨を切除する手術です。写真は股関節脱臼のケースなので、骨頭(丸い部分)はキレイです。骨頚(細い部分)とともに切除しています。

術後に適切なリハビリを行えば通常通り歩けるようになります。

股関節脱臼は急性発症で明らかな後肢の挙上を認めますので分かりやすいですが、レッグペルテスに関しては慢性的なびっこが症状となります。なんだか最近後ろ足を気にする、びっこを引いている、ケンケンする、などの症状を認める特に若い小型犬は、1度病院にお越しください。

動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長 北原 康大

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