STOP異物誤飲!!
こんにちは。獣医師の岡松です。
先日当院では熱中症で入院したわんちゃんがいます。暑い日が続いていますので、人も動物も熱中症に注意が必要です。暑い時間帯の散歩は避けて、適度な量の水分を摂らせてあげてください。
話は変わりますが、当院に受診される方で割と多い症例が「誤食」です。本来食べてはいけない物、例えばプラスチックの容器、おもちゃ、石、紐等を食べてしまった症例です。とても小さいものであれば、便と共に排出されることがありますが、大きい物ですと腸で詰まり腸閉塞を起こしてしまったり、胃内に残り続けて慢性的な嘔吐の原因になったりすることがあります。場合によっては内視鏡での摘出や開腹手術が必要になります。紐状の異物は大丈夫そうに見えても腸閉塞を起こす事があるので注意が必要です。
もし誤食してしまっても時間があまり経過しておらず胃内にある場合は、催吐作用のある注射を打って吐かせて回収できる多いです。しかし、食べた物によっては催吐処置では吐けず内視鏡で摘出する事があります。
ちょうど先月に催吐処置で吐けずに内視鏡を実施したわんちゃんがいます。
お弁当に入っているプラスチックの醤油容器でしたが、内視鏡で回収をしました。
もしわんちゃん猫ちゃんが何か食べてしまったのを発見した場合は、早めに病院へ連絡をしてください。誤食を繰り返してしまう子の場合は、届く場所にものを置かない等誤食をしにくい環境を整えてあげてみてください。当院でも相談に乗ります。よろしくお願いします。
動物医療センター とよた犬と猫の病院
獣医師 岡松 岳
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