ご来院していただく際に持って来ていただけると良いもの

最初の2週間

​新しい環境に慣れるのに1〜2週間はかかります。さらに体調を崩しやすい時期です。胃腸障害や低血糖症、上部気道感染、外部寄生虫、内部寄生虫、皮膚真菌症など、幼弱な動物がかかりやすい病気があります。
次のようなのような症状がある場合はすぐに受診をしてください。

適切なワクチネーション

​ワクチン接種は自宅に来てから最低1週間は待ちましょう。
その後、遅くとも生後4ヶ月までに3回の混合ワクチンを接種します。生後2ヶ月までは母親からの移行抗体という免疫で守られているのですが、それ以降は感染症に対する抵抗力が落ちていきます。

当院推奨ワクチンプログラム

仔犬:2ヶ月齢(6種混合)→3ヶ月齢(9種混合)→4ヶ月齢(9種混合)
仔猫:2ヶ月齢(3種混合)→3ヶ月齢(3種混合)→4ヶ月齢(3種混合)

狂犬病の予防接種

​子犬は3回目の混合ワクチン接種が終了したら、1ヶ月後に狂犬病の予防接種を行います。
狂犬病予防法で飼い主の義務として定められているので、必ず行いましょう。

フィラリア予防

​ワンちゃんもネコちゃんも、4月〜12月まではフィラリア予防をしなくてはいけません。フィラリア症とは、蚊が媒介する寄生虫で、心臓に感染が成立すると命を落とす病気です。月に1回のお薬(ワンちゃんはおやつタイプ、ネコちゃんはスポットタイプ)でしっかりと予防できます。

お散歩の時期

​3回目の混合ワクチン接種2週間後からお散歩OKとなります。しかしそれまでずっと家の中で過ごすのは逆によくありません。社会化の大切な時期ですから、ワクチンが終わる前でも抱っこしてお外に連れ出してあげてください。人間社会で生きていく上で様々な刺激に慣れていくことは大変重要であり、ワンちゃんが幸せに暮らしていくのに必要なことです。
ネコちゃんは完全室内飼育をオススメします。

ノミダニ予防

​お散歩に行くようになるとノミやマダニなど外部寄生虫の予防をする必要があります。皮膚炎を起こすだけでなく感染症を媒介する危険な寄生虫です。また人間にも感染症を媒介します。おやつタイプのお薬とスポットタイプのお薬を準備しています。

避妊去勢の時期

​生後6ヶ月以降で手術を行うことを推奨しています。一般状態や歯の生え変わり状況、精巣の位置などを考慮して、最も適切な時期をご提案します。生後半年になりましたら、避妊去勢手術前の診察に来てください。当院では基本的に日帰り手術で行なっています。

​メリット

病気の予防
メス:乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣疾患など
オス:精巣腫瘍、前立腺疾患、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど
   問題行動の抑制、マーキング、不適切な排尿、足上げ排尿など

デメリット

避妊去勢後はやや体重が増えやすい傾向があります。
しかし適切な食事と生活により適正体重は維持できます。

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