様々な中毒

最近、立て続けに中毒症状を疑う動物たちが来院しました。

ユリの花粉をたくさん舐めてしまったワンちゃん

レーズンパンを食べてしまったネコちゃん

タマネギの入ったホットドックを食べてしまったワンちゃん

皆、症状の出る前に催吐を行い、点滴も併用して事なきを得ました。

ユリとレーズンは急性腎不全を起こす可能性があります。

タマネギ(ネギ類)は溶血を起こす可能性があります。

また別のワンちゃんは複数回吐いたとの主訴でしたが、血液検査では肝臓と腎臓の数値が上昇していました。予防もしっかりされている子でまだ若いワンちゃんでしたから、感染症や臓器原発性の病気の可能性は低く、また急性の症状でしたから原因としては何かの薬物中毒かもと飼い主様には可能性のお話をしました。幸いこの子も点滴で元気になりましたが、こういったことは決して珍しいことではありません。

例えば、お散歩中に農薬を舐めることもあるでしょうし、家の中で消毒剤や人間の薬を舐めてしまうこともあります。

人と同じ環境でくらす動物たちは、

いろんな中毒のリスクがあるのです。

何かを食べちゃった、調子が悪い、そんな時はなるべく早めに当院までお越しください。

動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長

北原 康大

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